The Dynamics of Meditation
By Andreas Mamet
Translation
by Ayaka Suzuki
瞑想によりもたらされる変化
大抵の瞑想方は、数少ない例外を除き、精神集中の変化をもたらします。
瞑想をする際の基本的かつ伝統的な手法としては、チャクラに意識を集中させる瞑想方があります。
チャクラとは体にある意識への扉を表す点のことを言い、一度それぞれのチャクラに意識を集中させることで、これらの扉は開かれていきます。
チャクラに集中して瞑想を行なった場合、以下のようなことが起こり得ます。
例えば眉間に意識を集中してみます。
初めの内は特別何も感じないかもしれません。
むしろ体のどの部分であれ、また対象が何であれ、長い時間集中し続けるということが実際には難しいのだとすぐに気づくはずです。
けれど何も感じなくても、そのまま眉間に集中し続けてみます。
すると、初めは全く何も感じないかもしれませんが、暫くしてまるで種が次第に成長していくように、この集中点である眉間から意識が広がっていくのに気づくでしょう。この意識の拡張はあなたの体の境界や限界をはるかに超えるものとなります。
意識とは通常、身体にごくわずかに関連付けられるものですが、今や逆に体の方が意識の中の小さな点となるのです。
これがチャクラを目覚めさせることにより起こる変化なのです。
従って、活動的でなく、まるで眠っているような状態となってしまったチャクラは、無限であるはずの意識を縮小化し、体の内部で未だ芽を出さない、殻に包まれた状態の種のような物となっています。
反対に活性化し、目覚めているチャクラは同じ種でも意識を広げる可能性を持った源のようなものです。
チャクラはそれ自体が意識を記憶しており、失われることなく、単に知覚しにくくなっていたに過ぎない無限の本質を、その記憶の中で認識します。
瞑想の実践方:
眉間に「+」の形を思い描いてください。十字の線の重なる点に集中してみましょう。注意が散漫になるかもしれませんが、何度も何度も繰り返し集中しなおしてみてください。
これを30分続けます。
(注意)実際に意識の広がりを経験した際、強い驚きを感じ、瞑想を中断しようとする人もいるかもしれません。
しかし、そのような感覚にとらわれずに、意識の変化をなるべく長く感じてみてください。